母の病院で主治医の先生からお話を伺う。体調は安定したから退院はいつでもOKとのこと。
しかし、インスリン注射が自分ではできないから、受け入れ施設を探さなくてはならない。
「今月いっぱいくらい、病院においていただけますか?」
「構いませんが、病院においておくと体力は落ちるし、認知も進みますよ」
弟とビビリまくって、前回見に行ったリハビリ施設に向かって、案内も請わず家族のような顔をしてズンズン入っていく。当たり前のような顔をして施設内をジロジロ見る。 「話を聞く?」「いや」「この前の施設をもう一度見に行こうか」「ああ」
短い会話を交わして、街中の小さな施設に向かう。先刻の施設と比べると雲泥の差がわかる。アポなしなのに、対応も良い。「そうだな、ここが良いな」と長男さまの鶴の一声で・・・決まった。
いったん、東京に戻る。新幹線は満席。車中で段取りを考える。弟は明日、沖縄に帰る予定だ。すると、転院は1月末頃になってしまう。「病院にいるほど進みますよ」先生の言葉がよぎる。
帰宅すると、ネコとうさぎは元気だった。
2匹のトイレ掃除をしながら、考えを整理する。早く母を落ち着かせよう。早ければ早いほどいい。
弟と電話で話して沖縄に帰るのを延期してもらい、4日~5日の2日間ですべてを終わらせる算段をして就寝。。