浜松の会社は９時が始業なので、午前中にガッツリ仕事ができる。
来客一件あったが、14時にはあらかたの仕事が終わった。
別件で人と待ち合わせあり、ややこしくなったら嫌だなと考え、カンダさんに同席してもらうことにした。
ふたりで待っていても相手が現れず、確認の電話をしたら
「事務所で待っています」
えっ!
話しても埒あかないから、現場でと言ったでしょうと、ちょっとキレる。
先方が到着するまで、カンダさんとあれこれ話す。
カンダさんはアップルハウスの生地を全部、管理しているので、アップルハウステキスタイル館の将軍さまなのだ。
ああしよう、こうなったらいいねなんて、大いに語り合う。
そうして、少しずつ、夢が形になっていく。
