数日前に
都市銀行の営業マンから
電話がかかってきた。
「お近くにいきますので
ご挨拶にうかがいたいのですが」
↑
もちろん、
断った。
事実、来客もあり、
机の上には
名刺が置いてあった。
↑
申し訳ないのですが、
捨てさせていただきました。
先刻、また電話があった。
「先日はお伺いできなくて
すみませんでした」
あらっ、いらしたでしょ。
じゃあ、別の支店の方かしら?
なんて話しているうちに
会話に引きずりこまれた。
↑
延々20分。
断っても、
断っても、
様々な切り口で
セールスをしかけてくる。
最後は
「失礼ですがあなたはおいくつ?」
「27歳です」
「私、この商売を
40年やっているの。
あなたにああせいこうせいって
言われたくないの。
それにとても忙しいの」
そうしてやっと
電話を切ることができた。
じんじんする耳を押さえて、
来ます、行けませんでしたってのは
新手の電話手法かもと
・・・思った。