タイムスリップした

かお

目覚めたら、寝坊した事に
気づいた。

夏休みが終わって
今日から新学期が始まる。

台所に行ったら、

「ほんとによく寝る子だねえ」
と、母が声をかけてきた。

妙に若い?

部屋に戻って学校に行く
準備をした。

普通に制服に袖を通していて、

えっ!

私、高校生なの?

そう思った。

時計を見るとすでに
学校は始まっている。

遅刻の電話を入れなきゃとも、
考えるが、携帯電話に
学校が登録されているか
自信がない。

担当の先生の顔と名前は
妙にはっきりと覚えている。

次の瞬間、私は家の外に
出ていた。

家は断崖絶壁の端に
建っていて、足元を見ると、
ざばーん、
ざばーんと
大きな波が地平線の彼方から
やってきて、
何人かの人たちが
サーフィンをしたり、
泳いだり、ボートに乗っていた。

波、怖くないのかな?

そう思った。

でも、なかなか良い風景だから、
ブログに載せようと携帯電話を
取り出した時に、

今まで書いたことすべてが
夢だったことが
わかった。

かお


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