51/133 カジュアル・シューズ 高田喜佐

詩人 高田敏子氏の

娘の高田喜佐さんは

靴の作り手になった

 

喜佐さんの作る靴は

カジュアルなのに

華奢で

私は大好きだった

 

当時

新宿の三愛に

喜佐さんの売り場があったので

時々 見に行った

 

ある時

水玉プリントがヒールに張ってある

赤いサンダルが売られていた

 

水玉模様は緑で

サンダルの皮の色は

赤で

…気が付いたら

買っていた

 

帰宅して

履いてみたら

足首のベルト位置が

見た目はステキなのだが

固定しすぎて

歩くことができなかった

 

…うーん

だから 喜佐さん

 

ステキだからいいわと

 

鑑賞用サンダルにしたものだ

 

アートな靴を作り出す一方で

 

喜佐さんは

当時『ズック』と呼ばれていた

運動靴をデザインして

おしゃれなKISSA SPORTSを

立ち上げた

この靴は

喜佐さん亡き後も

作られていて

今も熱烈なファンがいる

 

 

 

話が変わるが

8の山本寛斎さんのページに書いた

当時の西武百貨店の

フリースペースは

喜佐さんの弟さんがプロデュースしていて

アップルハウスもお世話になった

 

 


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