95歳
高橋すゑ
「んだから 死ぬのはいっこう恐くない」
95歳のすゑさんは
長男の妻
孫夫婦
曾孫たちに囲まれて
老後を送っている
すゑさんの健康法は
入浴で
朝昼晩お風呂に入りたい
そこで 閃いた!
自室の隅にお風呂を作れば
誰も煩わせない
押入れを潰して
すゑさん専用の
お風呂に一日何度も入り
亡くなったご主人を思う
悔やんでいるのは
70歳を前にして
ご主人と寝室を分けたこと
ご主人に謝りながら
すゑさんは
今も
ご主人に生かされていると
感謝している