27 時計屋は失敗だった 時計屋

 

ミノマタトシオさん(1923年生)

 

質屋の息子として生まれた

ミノマタさん

 

昭和20年

戦地から戻ってくると

父親は質屋から時計屋になっていた

当時

時計は質屋の花形で

取り扱う量が多かった

 

家業を継ぐ形で

ミノマタさんは時計屋になった

 

 

やってみると

お客さんの違いがよくわかった

 

質屋さんのお客は暗い

時計屋さんのお客は明るい

 

だから いいと

思っていたのに

クオッーツ時計が流通し始めて

『時計屋』という商売そのものが

成り立ちにくくなってきた

 


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