モリオカセイゾウさん(1915年生)
戦争中 軍艦に乗っていたモリオカさんは
機銃で背中を撃たれ
海に放り出された
気がつくと台湾の病院にいた
半身不随の病院暮らしのなかで
終戦を迎え
帰国する
身体は少しずつ回復して
鳶職人になって
働いている
自分の家は
近くにあり
母も妻も息子夫婦もいるけれど
年に10日くらいしか
帰らない
ひとり暮らしの方が
性に合っているからだという