サカオ トミコさん(1933年生まれ)
5人きょうだいの長女として
生まれたトミコさんは
旧制高女を出てすぐに
洋画を輸入する会社の
宣伝部に入った
10代だったトミコさんは
雑用係りだったが
退職して
知り合いの紹介で
映画の予告編を作る会社に入った
勝ち気で負けず嫌いだったから
すぐにのめり込んで
次々と予告編を作った
90分~120分の映画を
3分間で表現する仕事は
トミコさんの感性を
より磨かせて
大卒の初任給が15,000円の時代に
50,000円以上 稼いでいた
きょうだいたちが
それぞれ進学した時
結婚をした
生活が安定してきて
予告編制作の現場に戻り
日本初の女性予告編制作者としての
地位を確立した