シカクラ ヒデヤスさん(1933年生)
中学を卒業すると
自然の成り行きで
父の後を継ぎ
3代目になった
仏様(亡くなった方)の扱い方
納棺の仕方
祭壇の飾り方
見よう見まねで覚えたが
厳しいルールがあるわけではなく
時流で変わっている
変わらないのは
仏様への気持ち
穏やかに
静かに
旅立っていくお手伝いをしているという意識
大小の棺が既製品であるが
シカクラさんは
子ども用の小さな棺の買い置きはしない
天寿を全うしていく人の棺は用意するが
これから生きていくはずの子供の死を
待っているような気持になるのが嫌だから