マヒガシ ショウイチさん(1937年生)
浅草のカバン店で
バック作りの修行をしていたマヒガシさん
10年経って
のれん分けの話が出始めると
主人の様子が変わって
結局
修行した店を出ることになった
その後
団地住まいを始めたが
バッグの大量生産ができない
マヒガシさんは腕がよかったので
サンプル作りをするようになった
サンプル作りは
量産より工賃が高かったので
時間が自由になった
入居していた団地は
大規模だったが住人に対して
物販店が少なくて
総じて 価格が高かった
適正な金額で買う権利があるはずと
生協活動を始め
団地内に生協の店を作った
そんな活動をしているとき
団地から区会議員を出そうということになり
マヒガシさんは選挙資金なしで立候補した
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得票数は最下位で
次の人との差は2票だった
貧乏人は貧乏人の暮らしがある
その暮らしを守るために
マヒガシさんは区議会に出席する