話のできる「中継地点」を足がかりに
ミヤシタ先生(46歳)
中学校の先生は担任を持っているが
小学校のように
担任した生徒たちと一緒に過ごす時間が少ない
ひとつの授業が終わると
職員室に行って
整理をして 次の授業の準備をしている
そんな時
自分の担任しているクラスで
事件が起きる
急いで行くが
後の祭りになることが多い
職員室でも教室でもない
中継地点部屋を作ろうと考え
空いている部屋に
先生たちが常時数人 いるようにした
最初は戸惑っていた生徒たちが
ひとりふたりと中堅地点を
訪れるようになって
事件が未然に防げたこともある