生徒会室はサロンと化した
ハルヤマ先生(40代前半)
高校入試が内申書重視になった頃から
生徒会役員になったり
部活動をいる子どもたちが
増え始めた
勝手に「経験があると有利」と
本人も親も考えたようだ
ハルヤマ先生は
生徒会の顧問をしているが
内申書に校内活動として
生徒会に関わっていたと
書いて欲しいだけで
立候補する子供が増えた
生徒たちそのものも
学校運営に関わりたくて
生徒会選挙をしているわけではない
選挙があるから
しているだけだ
だから
生徒会委員に選ばれても
何もしない
彼らを糾弾する
組織もない
みんな自分のことだけを
考えて中学生活を送っている