シンガポールが教えてくれたこと
ワタヌキ先生(39歳)
33歳の時 海外派遣教員に志願し
シンガポールの日本人学校の
先生になったワタヌキ先生
ワタヌキ先生の夢は
海外で仕事をすることだった
結婚か 夢か
その選択を迫られた時
夢を選んだ
シンガポールでの授業は
基本的に日本と同じだが
シンガポールの歴史を教える授業があり
ワタヌキ先生もまた
シンガポールと日本の歴史を
改めて 学び直した
生徒たちは
海外赴任中の商社マンの子どもが
多かった
子どもたちは総じて優秀で
精神的に強いのは
海外生活を送ってきたから
なにより
「いじめ」が少なかった
いじめる側も
いじめられる側も
親の転勤という会社の決定で
学校から
ワタヌキ先生の前から
消えていくから