体育の先生から
『ぬけ予』とあだなをつけられたけれど
別に自分がぬけているとは思っていない
でも
中学1年生から
授業についていけなくなった
まずいなあ
困ったなあと思っても
その場をやり過ごしてきたけれど
高校受験を前に
頭を抱え始めた
勉強の仕方がわからない
受験日は迫ってくる
担任の先生は
就職して定時制高校に行けと言う
お母さんは 定時制に行くなら
自立しなさいという
勉強の仕方も
生き方もわからないまま
ぬけ予さんは生きていく