救急救命医師

救急救命医師

 

バレットさんは

シカゴの病院の

外傷センターで働く医師

 

アメリカで一番早くできた

外傷センターには

銃や ナイフで

重症な傷を負った人が

運ばれてくる

 

パレットさんを始めとする

外科医たちは

行動的で自信過剰気味

そうでなければ

救急医療医師は務まらない

 

 

最小限の情報をもとに

人の身体にためらうことなく

すばやくメスを入れること

 

必要な措置を施すこと

 

生と死の境界は

曖昧で流動的

混ざりあって人は生きていく

 

悲しいのは

患者が死んでしまった時

自分の技術や手順

駆けつけた家族への告知

 

生と死の境界戦で

死に向かっている患者を

正に引き戻すことができる仕事

 

バレットさんは自分の仕事に

誇りを持ち

 

人間ひとりひとりに

与えられている最も素晴らしいものは

今を生きている時間だと考えている

 

 

 


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