画家と詩人として
77年間生きてきた
カルロスさん
義母の死を悲しんでいたら
子どものころ
昔からの友人に言われた
ちょっと場所を荒れて
次の世代が
入ってこられるようにしないとね
順番にやってくるもの
やがて やってくるもの
自分の生きている場所と空間と
時代を次の人に渡すこと
生きていることはその人にとって
祝祭
死ぬことは
過ぎ去った人生を
遺された人たちが
ひととき 思い出すもの