収容所の洗濯係りの
おばさんは
捕虜たちに親切で
時々 こっそり りんごをくれた
収容所で捕虜の仕事を
管理している班長は
自分の息子が
アメリカ軍の捕虜になっていた
ドイツでは
アメリカ軍の捕虜になると
徹底的に傷めつけられると
教えられていたから
自分の息子が傷めつけていられる以上に
自分が管理する捕虜たちを
傷めつけてやろうと
決めていたという