3人の子どもを戦争中
ウッドさんは育てた
子どもたちに絵本を
読み聞かせていると
ドイツの飛行機がやってきて
空の上を飛んでいく音が
よく聞こえた
ずっと先に
落ちた爆弾の音さえ聞こえた
私たちをそれていった
助かったと
そのたびに思った
次の瞬間
この次は私たちに
命中するかもしれないと
思った
それでもウッドさんは
子どもたちに
本を読み続けた