褐色の水晶 戦時中の金沢

食料の供給されるように

なるまで

期間がかかった

 

白米は金と同じ価値で

取引されていたかもしれない

 

あるとき

米軍が黒パンを配給した

かたくてパサパサしていて

喉を通らなかった

 

 

キューバ産の砂糖が

際給された時は

精製されていないものの

 

褐色の水晶に思えた

 

ヤスコさんの家では

褐色の水晶で

カルメ焼きを作って食べた

 

それは

戦争前に食べたどの

食べ物より

美味しかった

 


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