ウエルナくんのお父さんは
クリーニング店を営んでいた
だから
たくさんの人が店に出入りしていた
ナチの勧誘員もよく来て
ナチ党に入らないかと誘われていたけれど
いつも断っていた
そんな暇はない
俺には仕事が山ほどある
俺は政治に興味がない
君がいう素晴らしい社会を作って
どんどんクリーニング店に
仕事を出してくれればいい
そう言い続けていたら
誰も勧誘にこなくなった