大人になった今
シェリルさんは考える
ヒロシマとナガサキに
落とした爆弾は
アメリカが作った
あの爆弾を落としたから
アメリカは戦勝国になった
爆弾が落とされたという
ニュースが
街中を駆け回った時
町中の人たちは
道路を行進し
叫び
旗を振って祝っていた
遠い二ホンで起こったことに
誰も目を向けず
自国の勝利を祝ったことを
無邪気に祝っていた
シェリルさん本人を
思い出して 思う
よい戦争など
どこにもない