ハンリーさんが
戦友の死と自分の死を
交換していいと考えるのは
当時の自分の死を
嘆いてくれる人が
いなかったからだ
父親は既に死んでいたし
母親はハンリーさんの死を
嘆くような人ではなかったから
責任をとらなければ
ならない人が死に
死んだからと言って
嘆く人がいない人が
生き残ってしまった
ハンリーさんは
友人の二番目の夫となり
たくさんの
責任を背負い込む幸せを知った