1939年
バージニアさんは
黒人の投票権の戦いをしていた
白人女性には
既に選挙権はあったが
黒人にはなかった
とりわけ
黒人女性の社会的立場は弱く
もちろん選挙権はなく
黒人女性であるだけで
支払われる賃金は
ごく僅かだった
同じ仕事をして
同じ成果をあげているのに
賃金が違う
選挙権もない
この事実を米国から
変えていかないと
バージニアさんはそう考えていた