1942年 30歳のジョセフさんは
妻とふたりの子どもを残して
軍隊に入った
そのころの自分を
ジョセフさんは
ガツガツした目つきで
自分と家族のために
手に入れられるものは
なんでも手に入れていた
米国そのものがそんな時代だった
明日も 明後日も わからないのだから
今 手に入れたものは
とりあえず いただいて おこう
ジョセフさんもまた
苦しむ米国人のひとりだった