1942年 トミーさんは入隊した
当時の米国は不況の最中だった
三度の食事と
寝るところがある軍隊は
トミーさんにとって
一種の就職先だった
戦争に勝てるか否か
そんなことはどうでもよかった
飢えずに毎日 暮らせればいい
だから
憲兵になるように言われた時も
わからないまま
憲兵への道を歩きはじめた