ジョセフさんたちは
たくさんの子どもや若者を発見して
アメリカ地区に連れて行った
たいていの子どもは
キリスト教信者の家にかくまわれていた
修道院に住んでいた子どもたちもいた
ある時 父親と10歳くらいの女の子を発見した
戦時中 どこに住み なにをしていたかを聞いたら
森にすみ 人殺しをしていたと答えた
女の子は「パルチザンチック(小さいパルチザン)」だった
夜になると 仲間の子どもたちと
こっそりと街に忍び込んで
食料品を盗んだ
常に銃を持っていて
必要な時は引き金を引いた
女の子は学校に行っていなかった