春秋(3月16日) – 日本経済新聞漫画家のつげ義春さんの代表作「ねじ式」は怪しげな雰囲気が漂うシュールな作品だ。主人公は海に泳ぎに来て腕に深い傷を負い、医者を求めてさまよう。蒸気をはき出しながらやってきた機関車に乗り、目指すのは隣の村。なぜか運転士はキツネのお面をつけている。▼仮面とは本来の自分とは違うものに変身するための道具であり、祭りや演劇で何かのシンボルの役割を果たす。これも自らのイメ…www.nikkei.com