ある日 エアハルトさんは
バルビーがユーゴスラビアの通信社の記事を
複写しているのをみつけた
「そんな情報は誰でも集められる
極秘の情報が必要なのだ」とバルビーに言った
この期間 バルビーが残した情報のなかで
重要なものはドイツのチェコ国境近くで
ロシア人がウランを採掘していることだけだった
やがて エアハルトさんは
バルビーが大物の戦争犯罪者であることを知った
とりわけフランス国内での
殺戮の首謀者として
連合国軍 特にフランス軍がバルビーを追っていた