夜になると 見張りがついた 赤十字職員

夜になると 見張りがついた

 

戦争初期の頃は

「志願兵」という考え方は

社会に根付いていなかった

大部分の青年たちは

一年の徴兵期間が終わるころ

状況は一変した

彼らの考えていた期間が終わっても

故郷に帰ることは許されなかった

自殺者が出た

逃亡者も出たので

兵舎には夜になると 見張りがついた

平和から戦争へ時代は移ろうとしていた

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