蔑みの視線

蔑みの視線

 

赴任先で デリーさんは

あきらかに「よそ者」だった

町は 労働力としての よそ者は

求めていたが 共にくらす

仲間とは認めていなかった

冷たい蔑みの視線を

常に浴びていた

まるで 私は

部隊についてまわる売春婦のようにしか

みられていないとも 感じた

結婚証明書を見せるように

言われたこともあったし

家賃の支払いは常に

前払いを求められた

夫の友だちが

家を訪ねてくると

ドアを開け放しにしておくようにとも

言われた

要するに

蔑まれていたのだ

Share:

アーカイブ