戦時中 リベリアにいる父との連絡は
完全に途絶えていたが
ハンスさんはつてを頼って
父親に手紙を送り続けていた
ある日 大きな茶封筒がリベリアから届いた
息子よ 生きていたのか 感謝
父の手紙と共に
ハンスさんのリベリアのパスポートが入っていた
このパスポートを手にしたハンスさんは
ドイツを離れることができ 連合国軍の国家の一員になった