春秋 – 日本経済新聞手早くたくさんの情報を得ようというSNSの時代になんなのだが、かつて多くの青年が人生の教師のように思っていた小林秀雄は全集を読めと言った(「読書について」)。全集で活字の奥の「人」を深く理解する。そうすることで、本当の自分も見えてくるという。▼それしか知らない者はそれをも知らぬ、という訓言と似た意味だろう。知ることと分かることは違うという含意もある。いずれに…www.nikkei.com