温泉話4

ところが
受付から
バスタオルを借りる場所までが
よくわからない

館内は
温泉独特の
熱気で頭がぼうっとしてくる

階段を
上ったり下りたり
曲がったり
行き止まりだったり

館内は迷路のようだ

まあ、それで
やっとタオル貸し場に
たどり着いたら

長蛇の列

カウンターの中はひとり

お客様は
タオルと水着を
借りる人
返す人

保証金をとるから
みんな
ちゃんと返す


ご意見ご感想はプラットホームにどうぞ

Share:

アーカイブ