111/133 田舎に住む
藤門弘 宇土巻子
新幹線が発達して
東京から大阪への
出張が日帰りできるようになった
高速道路も
日本中の都市を結び
狭い国土の日本の
各都市が
ますます近づいたものの
社会の都市中心志向は
歯止めがかからないまま
都市へと人々は集まった
・・・だからこそ
田舎に住むのだと
語る人たちがいる
彼らの考えは
21世紀
「スローライフ」という生き方の
提案になり
今日に続いている