128/133 無印良品ブランド
田中一光
アップルハウスの草創期
西武百貨店には
随分 お世話になった
↑
特に渋谷店の
中地下一階はフロアは
無名のクリエーターたちの
展示即売場として
一定のルールのもと
解放されていた
だから
西友が
「わけあって安い」という
キャッチコピーを引っ提げて
プライベートブランド商品を
売り場に並べたのをみて
「さすがだ」と思った
わけあって安いということは
わけがなければ高いことで
良いものなのだが
なんらかの理由で安くなっているという
信頼感を強く
植え付けたからだ
今日に続く
無印良品の
無漂白の紙に印刷された
赤茶の文字もまた
シンプルで
このシンブルさも「わけ」のひとつなのだろうと
納得した