7 破局寸前 服部圭子

 

7 破局寸前

服部圭子

「いい妻 いい嫁であることはやめたの」

 

 

 

 

大学一年生の時に

知り合った圭子さんと一人息子だったご主人

 

長男の嫁として

実家に入るけれど

うまくいかなくて

家を出で一人暮らしを始める

 

ご主人はきらいではない

嫁ぎ先の人たちも嫌いではない

 

ただ

長男の嫁として

生きていかなければならない

この先に自信が持てない

 

だから

別居をして

たぶん 離婚をする

 

 


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