イイダ タダシさん(1934年生まれ)
東京育ちのイイダさんは
戦争中
集団疎開をしていた
そこに
東京大空襲があり
戦争孤児になった
親戚に引き取られたものの
肩身は狭く
いつも 空腹だった
だから 食べ物関係の仕事を選んだ
転職を繰り返して
始めたのは
豆腐屋さん
生活が落ち着いて
考えることは
食品関係の仕事に就いてよかった
なにしろ 食いっぱぐれがない