トミタ セイホウ さん(1945年生まれ)
子どもの頃から
視力が弱かった
トミタさん
姉の影響で琴を弾き始める
中学を卒業する時
視力を失っていた
トミタさんには
ふたつの道しかなかった
医療関係か
音楽関係
悩んだ末に
琴の道を選んだ
師匠の家に通い
自分の稽古をつけてもらうと
その後は 人の稽古を聞き
一日の終わりに
朝 習った 曲を弾く
その後
自分で琴と地唄教室を開き
独奏会を開催するようになった
長年この仕事を続けてきて
思うことは
演奏の怖さがわかっていない時は
耳ができていない
耳ができると
人の長所や欠点がわかる
人のよさがわかると
自分の恥ずかしさがわかる
仕事は逃げようがないから
やるしかない
だから 仕事