92 琴と地唄

トミタ セイホウ さん(1945年生まれ)

 

子どもの頃から

視力が弱かった

トミタさん

 

姉の影響で琴を弾き始める

 

中学を卒業する時

視力を失っていた

トミタさんには

ふたつの道しかなかった

 

医療関係か

音楽関係

 

悩んだ末に

琴の道を選んだ

 

師匠の家に通い

自分の稽古をつけてもらうと

その後は 人の稽古を聞き

一日の終わりに

朝 習った 曲を弾く

 

その後

自分で琴と地唄教室を開き

 

独奏会を開催するようになった

 

 

長年この仕事を続けてきて

思うことは

演奏の怖さがわかっていない時は

耳ができていない

 

耳ができると

人の長所や欠点がわかる

 

人のよさがわかると

自分の恥ずかしさがわかる

 

仕事は逃げようがないから

やるしかない

だから 仕事

 

 


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