イワサキカツヒコさん(1945年生まれ)
物心ついた時から
家にオルガンがあった
鍵盤に触れると
出る音に不思議な気持ちになった
小学生になると
ピアノの音に魅せられて
ピアノの音色が聞こえる
通学路を選んで歩いた
当時は男の子が
ピアノを弾くのが女々しいと思われていたから
ピアノは習っていない
けれど
ピアノに携わる仕事がしたいと
調律師になり
コンサートの裏方の仕事をしている
イワサキさんは言う
僕は生まれる前から
ピアノが好きだった