カメダ クマイチさん(1905年生)
3歳の時
父親が亡くなり
母親とふたり暮らしをしていた
小学校に行けず
近所の家の手伝いに行って
小遣いをもらった
自分で作った草履をはいていた
着るものは近所の人から
お下がりをもらった
なんとか小学校を卒業して
小僧に出た
奉公が明けて
独立したものの
関東大空襲で
すべてが灰になった
ゼロになるのは慣れている
カメダさんは
新たに会社を興した
80歳になっても現役で働くことができているのは
自分が常に
病気と金と仕事の
3つを気にかけて生きてきたから