カタクラ チヒロさん(1925年生)
大学在学中から
法律家になりたいと
思っていた
司法試験に合格すると
浦和地検に配属された
地方を回って
東京地検に配属された
検事の仕事は
警察から送られてくる事件を
起訴するか しないかを決めること
テレビドラマにも出てくるように
独自の捜査権があるが
捜査はひとりではできないことが多いので
チームを作る
人が起こした罪を
法廷と言う公の場に出すべきか
公になったら
自分にはもう止められない
多くの人が傷つき
人生そのものが変わるのがわかっている
だからこそ 慎重になる
慎重になるあまり すべての事件を
起訴しないという選択肢もある
己の正義感が
起訴するかしないかのモノサシにもなる
だからこそ
私生活そのものを律している
カタクラさんは検事を辞職する人まで
検事 カタクラであり
辞職した後も
元検事 の肩書がついてまわる