瀬戸内文庫から
取り出した一冊は
「美は乱調にあり」
伊藤野枝の物語だ
私は瀬戸内先生の読書は
「かの子繚乱」に始まる
明治 大正 昭和を生きた
女性たちの伝記から
始まった
だから
先生の小説はあまり読んでいない
↑
伝記の重さに比べると
軽い気がして
軽ければいっそう軽くと
エッセイを読んだ
最後に
読んだ
だから 世間が言うような
官能小説というのが
どうもわからないままだ
土日は静かに
伊藤野枝の一生を読んだ
けれど 文字が小さくて
厚いので3割くらいしか
読めていない
結末がわかっているのに
本を読むのは
そのプロセスもまた
楽しいからだ