戦争が始まった ロシアのウクライナ侵攻

10年以上前から

浜松市民文芸賞の

随筆部門をしている

 

引き受けた頃は

戦争体験をテーマにした

作品が多かった

 

私は戦後生まれなので

戦争体験はない

 

両親や親せきから聞く

話だけが

戦争の知識だった

 

あるいは戦争を題材にした

黒パン俘虜記

ひかりごけなどを

読んだくらいだった

 

応募作品を読んでいると

知らない話がたくさん出てきた

 

普通の人が

普通でなくなる戦争というものを

応募作品の行間から

読み取った

 

数年前から

応募作品の流れが変わって

戦争体験を綴ったものが

減ってきた

 

書き手が

いなくなってしまったのだ

 

そうして今

日本を動かしている人たちには

戦争体験がない

 

経験がないことに

立ち向かわなければいけないのは

感染症の対処と同じだ

 

日本は

世界は

どう 変わっていくのだろうか

 

 


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