ケイスケくんの家は
二代続いた
造園業
中学卒業を前に
ケイスケくんは
自分の進路を決めた
三代目 植木職人になろう
満員電車に乗ったら
人酔いして
サラリーマンにはなれないとも
思った
土日も祝日もなく
植物は伸びる
だからこそ
植木職人の仕事は
やりがいがある
なにより早く一人前になって
お父さんを楽にしてあげたい