医師として3年間
ソマリアで暮らした
主たる仕事は
難民医療
その後7年間は
世界保健機構に所属し
エイズの蔓延を食い止めようとしていた
当時のアフリカは
エイズと共に
コレラも蔓延していて
たくさんの人が死んでいった
掘っても掘っても
墓が足らなかった
10年間の医療活動中に
感じたことは自分たちの無力さ
そうして米国に戻ってきたとき
ティコさんはエイズ感染者になっていた
たくさんの死をみてきたけれど
自分の死は 一度きり
だから できるだけ健康的な暮らしをして
死の訪れを遠ざけたい