スティーブさんは
4人の息子の父親で
ピアノの調律を生業としていた
生活が変わったのは4年前
長男が
ギャングの少年隊にからまれた
ギャングたちが持っていた銃は
正規品ではなかった
ギャングのひとりが
脅しのつもりで
長男の肩を狙って引き金を引いた
銃弾は肩をそれて
心臓に突き刺さった
それから
スティーブさんは
銃による暴力問題に取り組むようになった
長男を失って4年経って
移民国家ゆえの米国の歪んだ社会を
目の当たりにしている
銃の使用を容認している教会がある
そうでない教会もある