パンドラの箱を
開けるような気持で
表紙を繰った
死ぬとはなにか?
私も子どものころから
考えていたが
答えてくれる人も本もなかった
…本書で答えがみつかるかも
そう思って読んだ
総じて
内容は重かったし
長かったが
答えがみつかるのならと
活字を追い続けた
63人の生きてきた道から
死を連想できたかというと
実はできていない
…そうだよなあ
生きている人は
誰も死んだことがないのだもの
そんな当たり前の
結論にたどり着いた