二度 死にかけたことがあった
・大脳動脈瘤
・乳癌
昏睡状態のときを
ロザリーさんは
何も覚えていない
巨大なブラック―ルに
飲み込まれたみたいだった
気が付いたら目が覚めて
日常が始まった
だから死は
怖いというより
生の向こう側にあるものだと
考えている
歌手として舞台に立って
歌っていること
そのものが
生きていることだから