戦争に行って
戻ってこられれば
GI特例法が利用できた
彼は
労働社会階級では
いくことができなった
大学に進学し
労働者階級から
抜け出すことができた
同じような仲間がいて
時々 会うけれど
誰も戦争の話をしない
彼も話さない
今をこれからを
どう生きるかを話す
彼は戦争の話をしない
子どもにもしない
すべては
好き去った過去の話だ
切りひらくことができる
未来への道がGI特例法だった